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L'art du savoir

Le Tanneur x Maison Blanchard


Maison Blanchard(メゾン・ブランシャール)は、フランス人デザイナーのAntoine Blanchard(アントワーヌ・ブランシャール)とJulien Blanchard(ジュリアン・ブランシャール)が手掛けるクリエイティブスタジオです。

レザーにメタル、木、ガラス、ウールなどの素材を組み合わせながら、ものづくりに取り組んでいます。大地と向き合う彼らの家族のものづくりの精神に影響を受け、AntoineとJulienは2023年から、アクセサリーと衣服の境界に位置する作品を制作しています。彼らにとって、素材の組み合わせと同じくらい、その作品に込められた哲学も大切なもの。ひとつひとつの作品は、「思索のかけら」となり、思わず足を止めて向き合いたくなる存在へと姿を変えます。

今回は、パリ・ブールヴァール・デ・カプシーヌのブティックのウィンドウを彩る5つの作品について伺うため、オーベルヴィリエにある彼らのアトリエを訪ねました。2026年秋冬コレクションのテーマ「変容」と「時の流れ」を表現するために挑んだ、複雑なクリエイティブプロジェクト。その制作の背景に迫ります。

Maison Blanchardとの出会い

お二人の作品では、レザーを常に他の素材と組み合わせ、ときにはレザーそのものを主役から外すこともあります。クリエイティブにおけるお二人のアプローチについて、もう少し教えていただけますか?

Julien – レザーは革製品づくりの基本となる素材です。でも、僕たちデザイナーの視点から見ると、すでにあらゆるものが考えられ、想像され、つくられてきました。だからこそ、レザーだけにとどまらず、その先へ進む必要があると考えています。普段、革製品には使われないような素材に目を向けてみると、とても面白いんです。木やメタル、さらには吹きガラスなどですね。実際に、レザーと吹きガラスを組み合わせた帽子も制作しました。僕にとって大切なのは、レザーを出発点として残しながら、そこから一歩外へ踏み出すこと。クリエイティブという意味では、本当に大きな可能性があります。

こうした好奇心や、他の素材への興味はどこから生まれたのでしょうか?

Antoine – 僕たちは、1600年代まで歴史をさかのぼる農家の家系に生まれました。週末や水曜日の午後は、家族の農場で動物や干し草、さまざまな匂いや色に囲まれて過ごしていました。そうした環境は、僕たちの仕事のインスピレーションになっています。そこには、上質なレザーをはじめとする、上質な素材ばかりがあるからです。

メタルを使うときは、僕たち自身でブラッシングした無加工のメタルを使います。ウールは、ブリュッセルで毛刈り、カーディング、糸紡ぎまで、すべて手作業で行われています。そう考えると、田園で育った経験が僕たちの仕事にどれほど影響しているのかが分かります。素材そのものへの敬意、そしてそれを扱うための技術や手の動きへの敬意が、そこにはあります。農業では、手を動かすことを通して技術を身につけていくんです。

今回、私たちのブティックを彩るために制作された作品について、もう少し教えていただけますか?どのようなお考えがあったのでしょうか?


Julien – 2026年秋冬コレクションのウィンドウを彩るために、5つのアートオブジェ――椅子、扉、ハンガー、枕、シャワー――を制作してほしいと依頼されました。

与えられたテーマは「変容」でした。そこで僕たちは、1960年代後半以降、人間とモノとの関係がどのように変化してきたのかに目を向けました。

日常的に使われる家具や道具を出発点に、見る人に考えるきっかけを与える5つのオブジェを考えました。それぞれが、「時の流れ」という概念と独自の関係を持っています。

たとえば椅子は、「異なる方法で学ぶこと」を表現しています。扉は「可能性」を。そしてハンガーは「選択」という概念を表しています。

特に注目してほしい部分はありますか?

Julien – 扉のドアスコープですね。コンクリートでできた3つの扉があり、それぞれに穴が開いています。そこから覗くことで、バッグを見ることができます。

ショップの外側から覗くこともできますし、店内からも見ることができます。店内ではドアスコープを開けて、その奥にあるバッグを見る仕組みになっています。



Le Tanneurとの今回のコラボレーションで、特に魅力を感じたのはどんなところですか?

Antoine – ふたつの時代、ふたつのビジョン、そしてふたつのクリエイティブなものづくりの技術を組み合わせ、ひとつに調和させられたことです。

Le Tanneurは誰もが知るブランドです。そのLe Tanneurが持つ歴史あるクラフトマンシップと、非常に現代的なアプローチを掲げる僕たちのものづくりを向き合わせることができたのは、本当に素晴らしい経験でした。

インタビュー全文をご覧ください